TM NETWORK 『How Do You Crash It? three 』streamingの感想①( 1/3)

ハウクラ threeを見終え、全体をみた感想です。

ライブ配信という形について

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TMならではのライブ映像配信

2015年。手を振りながら去りゆく3人の姿とともに、バトンはFANKS達の記憶と、

QRコードによって各自のデバイスに読み込まれ保存された。バトンは私達に託された。

 

2016年 自然災害・退位の意向・海の向こうの新勢力。揺れる世界。戦後71年。

2017年 カッシーニが役目を終えた。トップの交代・クララとお日さまノーベル賞

2018年 いろんな意味で大クラッシュ。安室ちゃん引退。

2019年 私個人的な事で大クラッシュ。

2020年。地球規模でクラッシュ。Reverse・反転

2021年 TM再起動。グレートリカバリー&グレートリセット発動。

 

感染症の影響で、多くのコンサート、演奏会、エンタメと呼ばれるものが配信されるようになった。

湧き起こるエネルギーの流れを堰き止めることなく、バイパスのように もう一つの回路を、

新しい道筋を開通させるかの如く、通信・NETに乗せて求められている場所まで届けていた。

 

2015年秋、日本でnetflixアマゾンプライムビデオのストリーミングサービスが開始された。

定額制動画配信サービスの登場である。

各社ともに、既存のコンテンツの他、配信という「パッケージ」でのオリジナル新作発表が数多く見られる。

2021年。「配信ライブ」自体は特段珍しいことではなくなったが、

終わりが見えない暗く重苦しいloopな毎日。

そんなloopを壊してくれたのはTMの再起動&ハウクラ配信だった。

厳しい時代を生き抜く中でエンタメは心の栄養であり、私にとってはなくてはならないものである。それは変わらない。

変わったのは「届け方」と「受け取り方」。

現場のライブと配信ライブとでは、当然、五感による受け取れる内容の違いは大きい。

だがそれは、悪いことではなく、それぞれにメリット・デメリットがあり、

選択の幅が増え、十人十色のオーディエンスの声援に応える事になったと思う。

コールアンドレスポンスはお互いに聴こえないけれど、文字や記号で表現が可能だ。

可視化され伝わる。可視化されることが全てではないけれど、見えるものだと認識しやすい。

それ以上でもそれ以下でもない。認識できることは安心につながる。見えないと不安になる。

今のところ、人間はそうゆう風にできている。

私にとって、特に音楽は、ふり払っても追いかけてくる闇を切り開く光だ。

制限され自由がきかない中で、エンタメを渇望する数多くのオーディエンスにとっても、

配信ライブは希望であり、救済策でもあるだろう。

2021年秋、TMもstreamingという「流れ」に乗った。

常に時代の最新waveを取り入れ、進化し続けてきたTMらしい選択である。

しかし、TMの配信ライブは、他の数多くの配信とは一線を画していた。

一体何がそうさせたのだろうか? 

(既に1984年の時点で、リーダーは当時のstreamに目を向け、TMに実装しようとしていた。TMのデビュー秘話参照。)

(通常の配信ライブを否定はしないです。それはそれでとても楽しいものです。)

TMとTM以外との違い。それは、TMの「設定」と「STORY」なのではないかと思う。

TM のたくさんある魅力の中の一つ、特質としての「STORY」。

16光年先の未来からの訪問者。そして地球にいる潜伏者という「設定」。

1984から2021年に繋がるSF大河ドラマ、S.Wのような、サイバーパンクなSTORY 。

文字数の関係でここでは書ききれない、とてもとても Long Long なTale。

時空を超えて星の彼方からやってくる。

彼らのHOMEは基本的に地球ではなく、別の次元、宇宙に在る。(あくまでも設定)

以上のことを踏まえながら、「TMのライブ配信」とは何なのか?を、もう一度考えてみよう。

 

♫~TMさんからお便り着いた~♫  

 

「TMのライブ配信」それは、TMからの「音信」にほかならない。

「TMから地球にいる私たち潜伏者(FANKS)届いた」配信という名の「音信」「メッセージ」「contact」である。

未知との遭遇。訂正。既知だけれど、謎が多い。ミステリアスな存在である(設定)

「TMのライブ映像配信三部作」は、TMワールドの設定が物理的に活かされている。

宇宙からのメッセージは多くの場合、天文台電波望遠鏡でキャッチされる。

地球にいるFANKS(潜伏者)は、アンテナを張っていた。チリのアルマ望遠鏡、ハワイのすばる望遠鏡ハッブル望遠鏡のように、国内だけでなく、世界各国。各所に潜伏し、

彼らから放たれる、微かな電波をとらえる日を信じて待ち望んでいた。

一体どんな音楽が聴こえるか?一体どんな姿の3人が見えるのか?

そして、ある日ある時いつか何処かで。

2021年10月1日。NETWORKの中で再会できた。

三部作であること

約5ヶ月に渡って繰り広げられたTMワールド。過去ー現在ー未来。

それとも未来ー過去ー現在の再生なのだろうか?(解釈は明日のブログにて)

非日常が日常になり、当たり前が当たり前でなくなり、ルールが反転したり、

まだどうなるのか分からない現実の中で、

正気を保ったり、元気を取り戻したりできたのは、TMのライブ配信やラジオ、また御三方それぞれのご活動があったおかげである。ありがとう。

こんなに長い期間を、音楽という光で私の人生を照らしてくれた。

長い暗闇の中でも、TMの輝きが、音楽の光が見える方向へ、一歩でも歩みを進めれば、動いている感覚を取り戻せる気がする。自分で動ける事を思い出し実行できる。

TMから生きる力を受け取った。「TM NETWORK」のみんな、そして彼らを支えた人たちに感謝しています。

数え切れない程の多くの物をTMは私達に与えてくれた。

 

宇宙では、遠くを見ることは「過去」を見るということになる。

TMは未来にいて、私たちは現在にいる(あくまでも設定)

となると、もし「未来」が見たければ、どこを見たらいいのか?

答えはTM NETWORK。そして自分の心の内にある。

TM40周年yearとなる2024年まで、あと2年。

「未来(2024年)」から「今(2022年)」を見たら、

どんな顔して今の潜伏者(FANKS)を見ている?

一体どんなメロディが流れているのだろうか?

願わくば、未来でも、ともに同じ歌を歌い、微笑み合いたい。

 

星の彼方よりタマの箱舟現る

私自身も救済措置のように感じた。

今までは、呼吸するようにごく自然な、本能の一部として、TMのライブに行っていたので、

再起動に立ち会えないなんて考えられなかった。

今回、再起動ライブが無観客ライブ配信であると知って、心底ホッとして、嬉しかった。

ご時世的な事がもちろん考慮されたのだろうけれど、

ネットに乗ったLIVEである事で、今までの有観客ライブと比べると

海外への配信も行われて、安全でより多くの人たちに扉が開かれたことになった。

一番の望みは会場へ行って、今までのように音楽を五感で体感する事。

でもそれが今はまだ、不本意ながら出来ずにいる。

この先、きっと行われることになる有観客ライブがあった場合、

参加できれば私の問題は解決する。だけど、行けない人が多くいる事も知ったので、今後はライブ配信在りきでLIVEが開催されると救われる。

みんなで一緒に楽しみたい。

技術は既にあるので(多分。そう思う。)HUMANも進化してアップデートが必要なんだろうか。

でもそれは、アーティストである繊細で純粋なHUMANの心と身体がNOと言うのならばNOなのだ。こだわりや、譲れない事がある。

それがアーティストだから。その人がその人でいる意味だから。

 

ーこの文章を書いている数時間前に、東ヨーロッパで戦闘が開始してしまった。開戦された。今この時代に戦争が。

私たちはどこで間違い、どこで気づき 立ち止まり、やり直す事ができるんだろうか。壊す事は簡単だけど、育てる事は長い時間がかかる。

もう奪わずに、分かち合いながらともに安心して生きていけるように

そうゆう世界になってほしいです。

 

We can share the happiness  

おまけ:今夜のポエム

 

「変わったこと」

 

時代のせいにしないで 変わったのはあなた

 

時代のせいなのかしら 変わったのはわたし

 

時代のせいにしていいよ みんなそれぞれ

 

大事なことはなに   大切なのは君

 

大切な人はだれ    大事なのはあなた

 

忘れたいことはなに  消去した

 

守りたいことはなに  命の輝き

 

欲しいものは本当に  それなの  

奪うのはやめて 育てよう

 

どんなに時間が過ぎても 残るものはなあに

 

今 風が吹き抜けた 

 

明日へ続く音楽のカタチについてーthreeライブの感想ー

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