岡村靖幸『ビバナミダ』について最初に考えた事
去年の夏につぶやいた事をまとめてみました。
トリプルコラボCDの発売を受けて、なんとなく振り返り。
キタ(1)音楽は言葉に出来ない、とても表せないことを伝えられるものだと私は思う。 予想外の事があると、人は どんな反応をするのだろうか。 例えば誕生日の贈り物、期待していたものをプレゼントされた時の喜び。想い描いていたシナリオ通りのシチュエーション。 反対に、そうではない場合。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(2)私はナチュラルに、当たり前のことであるかのように、 "全てのプロデュース、アレンジ、作詩、作曲、演奏は岡村靖幸によるものです。" このクレジットを想像していた。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(3)初めて新曲を聴いたのは5ヶ月前 LIVE TOUR 2013「むこうみずでいじらしくて」初日3月15日だった。ほんの少しだけ期待しながら、でも期待を打ち消したりしながらライブ会場へ向った。 ライブ中盤にMC白石さんの突然の新曲紹介があり、しばらく驚きで立ち尽くした。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(4)我に返ってからはもちろんノリまくり。 その時点ではタイトル発表は無く、サビの歌詞もda di da da di da〜♪て聞こえたので、ぶーしゃかでペンペン調な呪文みたい&勢いがあってキラキラしていて、なんだか恋がしたくなる感じの曲だなぁと思っていた。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(5)その後、DiverCity2公演に行って三度聴いた。そして月日は流れて先日、 8月11日にTwitterのRTで"Space Dandy "の件を知った。例の新曲が一分間程流れるPVで、 何度も繰り返し聴いて歌詞を聴き取った。岡村ちゃんぽい歌詞♡うふふ♪
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(6)まるで岡村ちゃんからの手紙やラブレターを受けとったかのようにウキウキしていた。それから、なんというか、歌詞に広がりも感じた。宇宙が舞台のアニメに合う視点の拡がり。天体やhuman。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(7)8月18日夜半に意味深なinfoさんのツイがあり、翌19日のお昼にずっと知りたかったタイトルと、作詞のクレジットを確認した。驚きだった。驚きとともに何故?と思った。 ヤダワタシ岡村靖幸以外の人の言葉に心踊らせていた? 衝撃的だった。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(8)現時点では 「ビバナミダ」の一部しか聴けていない。 音楽の構成や、技術、専門的な事は私には分からない。岡村靖幸から発信される言葉、歌詞を待ち望んでいたのを改めて感じた。でももう既にあの歌詞とても好きになってしまった! 多分、だいすきになるのも時間の問題だ。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(9)岡村ちゃんの音楽をこよなく愛している。 こんな風に焦らされてる感じ、岡村ちゃんならではな気 がしないでもない。 西寺郷太さんとの共作詞は比率が気になるところ。+αは一体どの一節なんだろうか?
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(10)西寺さんという星が岡村ちゃんの音楽世界に現れて、繋いだらこれからどんな星座が浮かぶのだろうか。この先も新たな星が現れるのかもしれない。輝きを見届けたいし耳をすませたい。音楽世界はきっと果てがないのだろう。拡大してゆくのは間違いない。アニメにもなるというし。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
キタ(11)いつも期待のその上をゆく岡村ちゃん。あともう1曲、岡村果汁100%の完全なる新曲「ヘルシーメルシー」へ期待が高まる。
— tt melon (Taka) (@takaran5) 2013, 8月 20
<blockquote class="twitter-tweet" lang="ja"><p><a href="https://twitter.com/takaran5">@takaran5</a> コアなファンの方の気持ち、わかりますよー。特に岡村さんの詞世界は「特別」ですから。ただツアーの時点では微調整の可能性もあり、僕からは正式に楽曲が完成するまで何も言えなかったんです。ご存知の通り、岡村さんは完璧主義です。納得されなければリリースされません^^。</p>— 西寺郷太 (@Gota_NonaReeves) <a href="https://twitter.com/Gota_NonaReeves/statuses/369974046407946241">2013, 8月 21</a></blockquote>
共作詞者の西寺郷太さんからのリプライ。(すごく驚いた!
「納得されなければリリースされません」 うん。確かに。
そうですよね。うん!と当時頷いてリリースを待ち遠しく思っていました。
いま一番大好きな曲です。大好きになるまでに時間はそんなにかかりませんでした。
次回は「ヘルシーメルシー」について書こうと思います。
ささやく歌声に癒される〜
ボサノヴァの神、ジョアン・ジルベルト
'S Wonderful - Joao Gilberto - YouTube
〜2014 10.2 追記〜
今日で「ビバナミダ」が発売されてから一年経つので追記。
わたしがブログを始めたのは今年からで、ビバについて、ブログらしい記事を書いてなかったので改めて。
発売当時を振り返って先に記した以外に衝撃的だったのは、ジャケットの絵でした。
現代美術家の会田誠さんによるもので、かなりインパクトがありました。
宇宙空間に幾つもの虹が降っていて南国を思わせる花々が舞う! そして中央にどどーん!と岡村ちゃんの顔面アップ!
一度見たら忘れられない絵です。
岡村ちゃんをイメージするときに浮かんでくるものは
「熱さ」「暑さ」や「容赦なく迫ってくる勢い」「前へ前へと出てくる感」「輝き感」ギリシア彫刻にあるような「美男子感」そして「乙女性」「色気」「僕って可愛いでs(略 等々。
なんとなく こういったものをイメージします。
この絵はそうゆう要素が 表れていてとってもいいなと思いました。
虹の7色の色合いがとても可愛らしく、宇宙空間にいくつも虹が描かれている有り得なさ加減も岡村ちゃんにぴったりだし(褒めてます)
頭にハイビスカスが咲いている所も、キン肉マンの額にある肉という文字がもし無かった場合を考えると、あった方がよりその存在に説得力が増すように(全力で褒めています)そうゆうところもとても良い。花々は色香の象徴かなとも思いました。
似てるか似てないかでいうと、目に力が無い点があまり似てないし、岡村ちゃんのチャームポインツである唇はもっとなんかこうプリッとしていて....
実物はもっとカッコイイです机ドン。
画家フリーダ・カーロの作品で「viva la vida」という絵画があります。
その絵の中には燃えるような真っ赤なスイカが描かれています。
岡村ちゃんの上で咲いている真っ赤なハイビスカスも見るものに強烈な何かを伝えているように感じました。
素敵なジャケット画をありがとう会田さん(ハート)
【歌詞について】
歌詞のほとんどは西寺郷太さんによるもので、岡村ちゃんは+αとのことなので、どの一節が岡村ちゃん作詞なのか考えました。
『いくら便利なれど 文明はリスキーなもの
だから電車を飛びおり 会いにいこう
ミニ履く子 いつも気になるよ
だから電話もかけずに 会いにいこう
眠りの解けた瞬間 いつも涙にくれるよ
隣には誰もいなくて 寂しく いつも泣けるよ
いくら便利なれど 星は未知なもの
だから電車を飛びおり 会いにいこう
ミニ履く子 いつも気になるよ
だから電話もかけずに 会いにいこう』
このあたりが岡村ちゃんが作詞した+αの箇所ではないかしら?
文学的かつ身体的、突破力のあるところ、社会的な切り口、切なさが含まれてい る点が岡村靖幸っぽいなと。本当のところは分かりませんが...。
歌詞のほとんどが岡村靖幸から生み出されたものではないのに、どうしてわりとすぐに この歌が好きになれたのか自分でも謎でした。
岡村靖幸本人が書いた歌詞が、何よりも好きだったはずではなかったのかと自問自答。
あるとき、西寺郷太さんによる「岡村靖幸へのラブレター」ときいたので その謎が解けました。
立場は違えど理解できる気持ちを見つけられました。
マンマ・ミーア!とか 再見!、七転び八起き、とか各国の言葉を入れているのは、アニメ「スペース☆ダンディ」のOP曲タイアップがあったので
そうゆう点も意識してなのかなとも考えました。
(「スペース☆ダンディ」は北米アジア地域、ヨーロッパ地域でも放送されていたそうです。)
スペ☆ダン公式
歌詞の中で好きなところは
『たまには 暴れな シャラルラと 涙飛ばして
流れる星見て 単純だ 皆同じ人間だ
ビバナミダ こぼれおちてゆけばいいじゃん 無駄じゃない
止まらない 今の君が好き ナミダナミダ そうなんだ
その涙 僕にゆだねてくれないか 七転び八起き
共に行く! また最高って聞かせて ナミダナミダ! 再見!』
あと、岡村ちゃんが作詞したと勝手に思ってるところが好きです。
涙は嬉しい時にもあふれたりする事があります。世の中で、ストレス発散の為に泣ける映画を見たりすることが話題になった時代もありました。けれど、悲しみの涙を流すことが好きな人はあまりいないと思います。泣くような目には合いたくないし、泣けない辛さもありますが、出来ればいつも笑っていたい。 泣いている時ってたいてい 自己嫌悪で自分を否定していたりしますが、 ビバナミダでは
「ベイベー!泣いたっていいじゃんか!無駄じゃないYO! みんな違うけど みんな同じ人間なんだよ! ねぇ 分かってんの?
ベイベーカモン!行くよ?レッツゴー!!」
と岡村ちゃんが歌って肯定してYES!と歌ってくれるので(個人的超変換)
もし泣くようなことがあっても、泣いている自分をそんなに否定しなくても いいんだと、そう思えます。
抱えきれない気持ちが涙になって外側へ流れていくことは 自然なことです。 すぐには気づかないかもしれないけれど、無駄なことはなく、何処かにつながっていきます。
【曲について】
ドッ!と重い音とサイレンのように鳴り響く音で始まって、これまたインパク ト大なイントロで始まり岡村ちゃんが現れる!ah! hey! come on! この声の入れ 具合の絶妙なセンスは誰にも真似出来ないと思います!かっこいい!岡村ちゃん かっこいい!展開と最初の音の始まりかたで一気に上がります。
ズンズンベンベン重系の音が聴こえてきてのらずにはいられません。
踊り出したくなる曲NO.1。
なんでしょうね。このベース音の気持良さは。ギターも気持いい。
ベイベさんに聞いた話で、3:08辺りでマドンナの「ヴォーグ」で聴こ えてくる感じの声が入っているそうです。
歌声を加工したようなサンプリング?トーキングモジュレーター?ヴォコーダーかな?
音楽用語的な言い方がよく分かりませんが、
そう聞いて私も耳をすませてみたらそう聴こえるような気がしました。
岡村ちゃんヴォーギングとかステージでやってたし、そうゆうのかっこいいと思 います。 気のせいかもしれません。でもそう聴こえました。
この曲は大きく3つに分けられていて、聴き始めの頃は耳が慣れてい ないせいもあり、転調のところで少し乗り切れないような、分断されるような 曲の流れ方について意識してしまうような気もしましたが(disってません)しばらくしたら気にならなくなりました。
おそらく、それぞれどのパートも立っていて聴きごたえのあるものだったので、
初めの頃はひとつの曲として、なかなか覚えられなかっただけかもしれません。
今では曲のどの一節を聴いても、オシャレでかっこいい音で、がっつり食べられる大好物のビバ丼みたいに思っています。
「ビバナミダ〜」のサビの後ろの方で聴こえる音が、泣きそうな位 切なくてすごく良いです!
発売から一年後に感想を書くって、どんだけやる気ないんだよ?って話ですが
やる気はありますよ!あるんだってば!
あまりにも大きな出来事だったので消化するまでに時間がかかりました。てへぺろ。
この日が来るのをずっと待っていました。本当に嬉しかったです。
岡村ちゃんの楽曲の中で、今でも1番大好きな曲は『ビバナミダ』です。
歌詞 http://j-lyric.net/artist/a001c7d/l02fdd8.html
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